競馬をしているとどの馬を軸馬にして、どの馬を相手にしようかと悩んだり、買い目を絞れなかったりしますよね。
また競馬にはオッズがあるので本命党と穴党で馬の選び方は変わってきます。
そこで記事では軸馬と相手をどのように選んだらいいかを、本命党と穴党に分けて検証します。
軸馬は本命党と穴党にかかわらず4番人気から選ぶ、
相手は本命党であれば6番人気以内から、穴党であれば7番人気以下から選ぶ
詳しくは、以下で説明しようと思います。
ここから見たいところへ飛べます
軸馬と相手とは?
まず、競馬の初心者の方向けに軸馬と相手について解説します。
軸馬とは馬券を組み立てる上で中心となる馬で、馬券購入者が購入しようとしている馬の中で最も馬券圏内に入る確率が高いと判断した馬のことです。
相手とは軸馬から流す馬で、馬券購入者が軸馬以外で馬券圏内に入る確率が高いと判断した馬のことです。ヒモとも言います。
購入しようとしている馬の全通りの組み合わせを買うことを「BOX買い」と言いますが、BOX買いの場合は的中確率は高くなりますがその代わりに点数が増えてしまい、外した時の金銭的・精神的ダメージが大きくなります。
そこで、外した時のダメージの軽減と回収率の向上を達成するために、軸馬を選定して軸馬から相手に流す馬券の組み立て方がオススメです。
馬単や馬連であれば1着または2着になりそうな1頭を軸馬として選びます。
3連複や3連単であれば3着以内に入りそうな1頭または2頭を軸馬として選びます。
このように軸馬を選ぶことにより点数を減らすことができます。
その代わり軸馬が馬券圏外になった時点で馬券はハズレとなります。
軸馬の選び方とは?
1~5番人気馬の着順
こちらは2017年1月1日~2021年12月31日までに行われた17,273レースを対象とした1~5番人気の着順です。
1番人気は3回に1回は1着、2回に1回は連対、3回に2回は3着以内に入っています。そして3回に1回は馬券外となっています。
2番人気は5回に2回は1着、3回に1回は連対、2回に1回は3着以内に入っています。そして2回に1回は馬券外となっています。
3番人気は8回に1回は1着、5回に3回は連対、5回に2回は3着以内に入っています。そして5回に3回は馬券外となっています。
4番人気は11回に1回は1着、5回に1回は連対、3回に1回は3着以内に入っています。そして3回に2回は馬券外となっています。
5番人気は14回に1回は1着、6回に1回は連対、4回に1回は3着以内に入っています。そして4回に3回は馬券外となっています。
5番人気以下で決着する確率
3着以内に入る馬がすべて5番人気以下である確率はたったの3.2%です。
これは33レースで1回起きる確率なので、3会場同時開催場合は1日に36レースが行われますので1日に1回起きる確率です。
単純化すると、その他の35レースでは3着以内に4番人気の馬が1頭以上は入っていることになります。
実際にレース結果を確認してみると、2022年5月15日(日)には東京、中京、新潟の3会場でレースが行われていて、5番人気以下で決着してレースは新潟7レースの1レースのみでした。
その他の35レースでは4番人気以内の馬が入っています。
軸馬の選び方(まとめ)
競馬では常に冷静さを保つことが重要です。
負けが込んで熱くなってしまうと、大きく勝とうとして期待値を無視した買い方をしてしまいます。
それでは冷静さを保つためにはどうしたらよいでしょうか。
それは一定以上の的中率を確保することです。
例えトリガミになったとしても、一定の確率で的中すれば冷静さを保つことができます。
そこで一定以上の的中率というのは本命党と穴党で異なると思いますが、軸馬としては4番人気以内から選ぶことがオススメです。
理由は2つです。
- 4番人気の馬であれば3回に1回は3着以内に入る確率であること
- 4番人気以内の馬は33回中32回は3着以内に入る確率であること
5番人気の馬は5回に1回は3着以内に入る確率ですが、5番人気以下の馬が3着以内を独占することはほぼほぼありません。
ほとんどのレースで4番人気以内の馬が3着以内に入っているので、本命党、穴党に限らず軸馬は4番人気以内から選ぶのが良さそうです。
相手の選び方とは?
1~3番人気が3着以内を独占する確率
1~3番人気の馬が1~3着を独占する確率は8.9%しかありません。
単純化すると11回に1回は発生する確率です。
1日に1つの競馬場で12レースが行われますので、1日に1回発生するかしないかというところです。
そして3連複平均配当は856円、3連単の平均配当は4,550円です。
12レースの各レースで1~3番人気の3連複をBOXで買うと、3,600円の投資で856円を回収することになります。
同じように1~3番人気の3連単をBOXで買うと、7,200円の投資で4,550円を回収することになります。
期待値が高ければ1~3番人気の馬から相手を選んでも問題ないですが、1~3番人気の馬をすべて相手に入れることは避けた方がよさそうです。
6番人気以内で決着する確率
3着以内の馬がすべて6番人気以内である確率は49.3%で、7番人気以下が3着に入る確率は50.7%です。
2回に1回は6番人気以内で決着し、2回に1回は7番人気以下が3着に入ることになります。
相手の選び方(まとめ)
1~3番人気で決着することはあまりないので、相手を1~3番人気にする場合は期待値を考慮したほうがよさそうです。
本命党であれば相手は6番人気以内から点数を絞って選び、穴党であれば7番人気以下から期待値を考慮して手広く選ぶのがいいでしょう。
まとめ
この記事では本命党と穴党で軸馬と相手をどのように選べばいいかを検証しました。
結論は
軸馬は本命党と穴党にかかわらず4番人気から選ぶ、
相手は本命党であれば6番人気以内から、穴党であれば7番人気以下から選ぶ、
ということになりました。
軸馬と相手を選ぶ上で、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!